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様々なページで、
素晴らしいと紹介されてきたことで、
岩に落書きをしたりゴミを捨てて帰るような
一部の心無い方々を招いてしまったようです。。。
訪問日 2010年5月29日(未到),2013年6月17日
活動の形態:中級滝巡り/レンタカー
感動度:異次元
訪問日 2010年5月29日
北精進ヶ滝という滝が凄いらしい・・・
そんな認識は滝の情報を集めていたら
すぐに入ってきました。
大学に揉まれる日々の中、
この滝に挑戦することを決意。
以下は当時書き残した日記をベースに...
今日は旅に行ってきました!
山梨県の西部北杜市(ほくとし)です。
〇〇→高尾→大月→甲府→穴山
てな感じです。
接続の悪い時間帯に載ってしまって
本来なら2時間30分でつけるところが
4時間近くかかってしまった。
もちろん目的は滝であります。
今回僕が目指したのは北精神ヶ滝(きたしょうじがたき)で
日本の滝100選にも選ばれている
落差が121メートルある、
日本最強の滝のひとつです。
山梨への列車に乗ってると
考えることがたくさんありました。
日本の歴史・地理・農業
・人々の暮らし・時間・道など
高尾から相模湖付近は
もう違う国に行く感覚でした。
線路の脇の道が狭くて山に圧迫され過ぎ。
武田信玄とかこの甲斐の国から
天下を目指すのは大変だろって思いました。
そして穴山という
甲府から4つ先の駅に
11時55分につきました。
ここから戦いが始まりました。
歩いてなんかいられない。
目指すは石空川渓谷
(いしうとろかわけいこく)
1 線路を向こうにに超える
2 あるはずの川を目指して
日光のいろは坂的なやつを走って下る
3 川を発見し穴山橋を渡る
4 頭の中の地図をもとに進む
(注 頭の中の地図だけで
行こうとしていたことに、驚嘆しました。
当時はガラケーだったので
ろくに調べ物もできなかった気がします。)
5 農家のおばさん(Nさん)に尋ねる
6 反対側に進んでいたことが判明
7 急いで書いてもらった地図通りにセブンを目指す
8 セブン発見(韮崎円野店か...?)
会社に挟まれた道を進む。
9 林道の入り口発見(ここで1時間10分経過)
(注 残念ながら途中経過の写真は皆無です。)
10 地獄の林道スタート
毛虫・蛇出現!・狭い道の中
轟々となる沢の水の音が恐ろしい。
落石注意・山火事注意の看板。
道は小石だらけで足が痛い。
30分ほど登ると、黄色い熊注意の看板が
「この山には熊が生息しています。気を付けてください」
(相当怖気づく)
11 さらに厳しい道のりを20分登る。
12 滝への50分ルートの道が見えず、困惑。遭難。
13 近くを通りがかった二人のおじさんに相談。
14 さらに滝までは3~4時間かかることが判明。
夕方から雨が降ること・
日帰りであること・
体力的なことからギブアップ。
15 おじさん二人は川で釣り・僕は河原で休憩。
16 おじさんは西荻窪からきてることが判明。
乗せてかえってくれることに。
ここから穴山駅に引き返したら3時間
+交通費2000円超かかっていた。
17 PAでソフトクリームをおごっていただく。
18 西荻窪の焼き鳥屋で
たんまり御馳走になる。
あまりの偶然の出会いに
飲み会は盛り上がる。滝・釣り・山などに
関して熱く教えてもらう。→解散!
おじさん二人いなかったら
雨の中滝にアタックして死んでたか、
今日甲府駅で泊まりとかだったでしょう。
人生わからない。
今回いろいろなことを体験してきました。
事前準備は足りなかったけど、
体で体験すること・感じることは
すごく大切だと思う。
やはり滝は甘くないなと実感した。
でも得たものは限りなく大きい。
.....
穴山駅から徒歩で北精進ヶ滝を
目指そうとする暴挙に出ていたわけですが、
この時の経験は非常に貴重なものでした。
(Google mapより)
これがおそらく、だいたいですが、
当時断念した場所から
北精進ヶ滝駐車場までの道です。
駐車場までで3時間,
さらにそこから遊歩道という状況でした。
そしてこれが
2013年に繋がることになります。
小遠征は五色滝から。
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訪問日 2013年6月17日
である北精進ヶ滝に挑みました。
石空(いしうとろ)川の
東に並行する林道を南下し、
駐車スペースまで行きます。
途中、精進ヶ滝を相当遠くから
眺められるポイントがあります。
精進ヶ滝の展望台までは
片道35分〜40分程度です。
気持ちのいいコースになっています。
【一の滝】
【二の滝】
道も最近整備されたようで、
噂では朽ちているという橋も
しっかりしていました。
遠望点では九段の滝と、
精進ヶ滝をセットで眺められます。
この風景もかなりいいです。
素晴らしい滝なのがわかります。
精進ヶ滝の滝前を目指しますが、
まずは九段の滝の直下に向かいました。
展望地点の少し前で川に降りて、
沢を登ると到着することができます。
素晴らしい滝でした!
幅広で滝壺は砂状であり、
ものすごく静か。
100選レベルの滝だと思います。
かなり感動しました。
精進ヶ滝は素晴らしいですが、
単独で直下に行くのは困難を伴いました。
落差46mの九段の滝を高巻いて
越えていかなければならないからです。
場合によってはカラーテープや印、
踏み跡などが見当たらず、
遭難状態に陥る可能性があります。
熟練者もしくは行ったことある人に
連れて行ってもらうのが一番いいと思います。
まとめると
①高巻きのルートは不明瞭。遭難の可能性。
②落ちたらまず助からない道を普通に通る
③下り用でロープがあったほうがよい
④滝前に行けるかは経験によるセンスと運次第
(全て自己責任となります。
近年わかりやすくなったと噂は聞いてますが
僕は確かめていないのでわかりません。)
自分が進んでいる道が本当に
滝の前につながっているのか
不安になりながらの巻きでした。
終盤、無事に
明瞭な踏み跡とテープにたどり着き、
前衛滝の目の前まで来ることができました。
めちゃくちゃかっこ良かったです。
ついに来てしまったという感じです。
前衛滝は渡渉の後、
岩場をひたすら登り詰めていきます。
ロードオブザリングとかアバターみたいな
ファンタジーの世界にしか存在しないような
とんでもない滝のとんでもない場所に
来てしまったという感じでした。
まさにこれを求めていたんだ、
という滝に巡り合えました。
滝下に行ったら、
2分くらいで全身びしょぬれになったので、
左岸部分に避難。
そこは飛沫はとんでこないので、
ゆっくりと滝を堪能できました。
この滝に匹敵するような滝に
また巡り合いたいものです。
帰りは持ってきたロープも駆使しつつ、
なんとか無事に帰れました。
滝めぐりは安全第一です。
いい滝に行きたいなら、
しっかりとした装備と
入念な準備は欠かせません。
この後は河口湖の母の白滝に行きました。
公共交通は困難なので車推奨。
Step1 北精進ヶ滝北東の駐車スペースへ
Step2 徒歩30~40分で遠望地点
Step3 川に降りて進むと九段の滝
Step4 北精進ヶ滝の滝前へは右岸の巻道を
Step5 案内に導かれて高巻き
(近年赤テープなど案内が増えている
そうですが、僕は見てないのでなんとも言えません。)
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