滝いろ|南会津 伊南川 保太橋沢の滝

活動記録



南会津 伊南川 保太橋沢の滝

保太橋沢の滝【福島県 南会津郡 南会津町 大桃一の間々】

滝の記録

訪問日 2019年10月6日
活動の形態:2級沢登り(5名)/ 車
装備:8.0mm×30m+8.0mm×20m, 沢タビ, 撮影機材(三脚含む)
感動度:けっこう(全体的に)

①クインテット

今シーズンの集大成と位置付けていた、
笹穴沢が天候不良により中止となって、
南会津のぼだばし沢に向かった。

大きな滝はないが、
地形的に見応えがありそうな雰囲気。

今回は、
はんぺんさん、滝ペーさん、
さらには、Mさんと、
アンさんと奏でる五重奏。

活動としての美しさ、
音色の良さは、とっても大切な要素。

今回は女性比が高めで
いつもと違うメロディーを奏でることが出来そうだ。

②桧枝岐村

この檜枝岐村には、
星さん、平野さんと、橘さんだけで、
8割の人口を占め、中でも星さんは、
全体の4割を占めているという。

藤原氏の末裔だそうで、
朝も星さんの経営する
ガソスタに向かったが、

ここの星さんは、寝坊されていたのか、
この村にガソリンがまだ来てないのか、
しばらく経っても油を入れることは叶わなかった。

③穏やかな世界

出合近くの道路幅が広いスペースが拠点。

ペンションの隣から、沢に入渓する。

前週のダメージがあったため、
慎重な行動を心がける。

3m滝

ナメ

きのこ!

4m滝

④えぐれた滝

緑な感じ

ゴル!

印象に残ったのが、
7m 倒木が掛かる滝。

中程が抉れた構成で、
倒木も印象的だったが、
先日の台風19号で恐らく雨も多かった地域。

全く変わっているかもしれません。

水流すぐ左も登れそうも、
ここは左から高巻いて、
懸垂下降で沢へ復帰。

⑤ぼだばしのゴル

5m滝

その後ゴルジュが始まって、
這い上がるのが難所の場面。

後続をフォローするシーンで、
支点のハーケンがそのまますっぽ抜けて、
はんぺんさんが水に落っこちてしまった。

とても反省のポイント。

倒木ある滝は、
Mさんがスリングで、
アブミを作ってくれた!
とっても上手!
(スリングは回収した)

このように時折、
ピリッとさせられるのがぼだばし沢。

⑥三段の滝

3段の1~2段目の部分

2段目が豪快に飛沫を上げる!

ここは左からロープを出す。

滝ペーさんにフォローしてもらい登った。

ハーケンで中間支点が取れる。

振り返ると…

一番上の段は左から巻き気味に。

⑦ハイライト

右から越える滝

こっそりとカメラを出した笑

そうすると、
八重滝の八塩滝に似た、2段9m滝。

空間的には、
ここがぼだばしのハイライト。

ここに来ることが出来て良かったと思う。

ルートは左から。

⑧開けてふたまって、滝

二俣で、エスケープ案をあげてみるも、
もう少し進んでみる。

CS滝

2連続のトイ状の滝(1段目)

この滝を見たときに、
どのくらい時間がかかるか、
そうしてこの先の長さからかかる下山時刻が、
3~4時間変わってくることを悟ってしまう。

⑨抜け出そう、降ろう

少しこの場所でゆっくりし、
引き返した場所からエスケープを開始。

滝はなくて、基本的に登りやすい沢で、
途中から尾根に映るところがやや悪い。

一歩一歩踏みしめる中で、
やっぱりこれはエスケープして正解だったと、
たびたび実感する。

あとはゆっくりと下山。
滝ペーさんとMさんは早かった。

ハーネスを解いて、
ザックを下ろすと、激痛が走っている。

痛み止めを飲んでいたのと、
アドレナリンが出ていたのが、
2つ同時に切れてきたんだろう。

ぼだばし沢の美味しいところどりの、
ショートコースを無事、
完遂することができた。

基本的に緩やかで、
穏やかな癒し系なんだけれど、

時折現れるゴルジュは、
時にピリッとしたムーブを要求され、
そして、少しロープを出す滝もあって、
バランスの良い2級沢登りでした。
(上まで詰めたら2級上か)

ログ

完!!!

⑩二重滝と黄昏時

すぐ近くの黒檜沢 二重滝の滝見。

橋の上下にそれぞれ流れが見えるが、
下はなかなかの出会いを構成。

前を見て、後ろも見て「ふたえ」。

ネットで調べると、
近くに温泉施設がありそう。

電話すると、
潰れてしまったが、
隣はやっているとの返答。

しかし、その隣の施設のホームページ内には、
電話番号が記載されていなかったり、
辻褄が合わないことばかり。

狐に包まれた雰囲気。

・バカにしてんのか!?

・黄昏時に迷い込み、時空がずれてしまったのか!?

など、怒号、憶測が行き交ったが、

実際は、リニューアルオープンで、
綺麗な温泉が存在していた!
(小豆温泉 窓明の湯)

ちなみに、ぼだばしの読み方は、
ここの温泉の受付の女性に教えてもらいました。

最近足湯を継続しているが、
徐々に体質が変容し、
冷えに敏感になるとともに、
寒さに少し強くなってきたような気がする。

⑪秘伝の味噌

インターから少しだけ離れた、
ラーメン屋さん。丸高屋。

アルバイト不足だろうか、
なかなか、机が片付かない。

怒号が飛び、
クレーマーパーティになりかけたが、

お客様相談室に電話する前にできることは、
店員さんのお手伝いをすることだと気づく。

秘伝の大吟醸味噌らーめんは美味であったが、
横に長い唐揚げや、
特別なチャーシューを追加、
さらに、大盛にしてしまって悶絶。

注文し過ぎには気をつけましょう。

滝ペーさん、Mさんとは
ここでお別れして、
交代交代で運転しながら、
初台にて解散させて頂きました。

⑫笹穴の先へ

前日に彼女との付き合いを別れて臨んだ、

この日の隠れテーマはパートナーシップ。

・現代の人間関係の多様化

を実感するとともに、

・理想的なパートナーシップとは何か?

を深く考えさせられた、
ぼだばし沢でした。

笹穴沢に行くことができなかったのは、
残念なことであったが、
僕の中では、夢で何度も行っていて、

行くための努力も重ねてきて、
不思議なことに、夢だけでなく、
もう実際に行ったのとあまり、
感覚に差がなくなってきている。

目標としての、笹穴沢は、
僕の中で役割を終え、

楽しむための笹穴沢として、
またいつか、挑戦する日がくるのを
楽しみにしています。

下記は滝巡りにおいて、

人は何故、行き詰まるのか?

というテーマで、書いている記事です。

(滝から沢へ)

今回の動画!

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